最近の日本株市場は、日経平均が6万円を超えるなど、非常にボラティリティ(値動き)の大きな状態が続いています。こうした相場では、どうしても個人の「欲」や「恐怖」といった感情が判断を狂わせ、損失を招いてしまいがちです。

そこで今週、AI(Gemini)を意思決定のサポートツールとして活用し、デイトレードを実施してみました。結果として、2日間で合計10万円ほどの利益を出すことができたので、そのプロセスを記録しておこうと思います。

なおこの記事を作成する際も半分以上はAI(Gemini)に作成してもらってます。

1. AIをどう活用したか

今回AIに求めたのは、単なる情報の要約だけではありません。トレードの「作戦図」を具体化するために、以下の3点についてアドバイスを求めました。

  • グローバルな市場環境の分析: 前夜の米国市場におけるSOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)や主要ハイテク株の動きを確認し、日本市場への波及を予測。
  • 具体的なエントリー・損切りポイントの提示: チャートの節目や需給バランスに基づき、どこでエントリーし、どこで利益を確定(利確)させ、どこでリスクを限定(損切り)すべきかの具体的な数値を算出。
  • 国内決算の波及効果の予測: 同セクターの他社決算が、狙っている銘柄のセンチメントにどう影響するかを分析。

特に、初心者が迷いがちな「具体的な数値設定」をAIに相談することで、迷いのない取引を目指しました。

2. 取引の実例:レーザーテック(6920)での2日間

取引対象としたのは、値動きが非常に激しく難易度が高いことで知られる「レーザーテック(6920)」です。

1日目:地合いの強さに乗る「ロング(買い)」戦略

この日は米国市場でAI・半導体関連が堅調であり、日本市場へも強い追い風が期待できる状況でした。AIからは「資金流入の継続性が高い」との分析を得たため、以下の具体的なプランを提示してもらいました。

AIの提示プラン(ロング):
「45,500円付近でエントリー、目標利確は46,200円、損切りラインは45,000円」

このプランを参考にエントリーした結果、思惑通りに上昇。感情に左右されることなく利益を伸ばし、まずは6万円の利益を確保することができました。


2日目:米国株の変調を読み「ショート(売り)」へ切り替え

2日目は、朝の開始前の準備段階からAIと状況を整理しました。ここでAIから、前夜の米国市場でSOX指数が反落したことを受け、「利益確定売りが出やすい」との注意喚起がありました。

さらに、同セクターのアドバンテストが好決算を発表した直後に「材料出尽くし」で株価が急落する動きを見せました。個人の勘では「昨日上がったから今日も買いでいける」と考えがちな場面ですが、AIのアドバイスに従い、冷静に戦略を切り替えました。

AIの提示プラン(ショート):
「44,560円でショートエントリー、目標利確ラインは44,100円付近」

このシナリオ通りの値動きとなり、後場に3万円の利益を上乗せ。2日間で合計10万円という着地になりました。

補足になりますが、2日目からはAIに損切ポイントも設定してもらうようにして、買う際に返済予約注文で損切ポイントを設定してもらい、予想が外れた場合の損失を最小限にするようにしました。

戦略エントリーポイント利確ターゲット損切りポイント解説
ショート(売り)44,900円 〜 45,000円44,100円45,250円45,000円への戻りが鈍いところを叩く「戻り売り」。
ロング(買い)44,000円 〜 44,100円44,800円43,750円44,000円の節目での反発を狙う「逆張りリバ取り」。

実際は前場では少しAIの予想が外れてしまい、後場で巻き返してトータルで3万円程度のプラスだったという状況です。

3. AIを併用して感じたメリット

今回の取引を通じて感じたAI活用の最大の利点は、「自分以外の冷静な視点」と「明確な数値基準」を瞬時に持てることです。

  • 感情を排したリスク管理: 損切りの基準が事前に数値化されているため、「もう少し待てば戻るかも」という甘い期待を捨て、機械的に判断しやすくなります。
  • 多角的な視点での準備: 米国市場の動向など、一人では見落としがちな外部要因を朝の段階で整理できるため、場中の急変にも落ち着いて対応できます。
  • 納得感のある意思決定: なぜその価格で買うのか、なぜ売るのかという根拠をAIとの対話で整理できるため、自信を持ってボタンを押せるようになります。

4. まとめ

AIは決して将来を100%当てる予言者ではありませんが、強力な「戦略立案のパートナー」になります。

特にニュースや情報の取捨選択が難しい局面において、米国市場などの外部環境と国内の個別要因を整理し、具体的なエントリー・損切りポイントを固める。こうした「AIとのハイブリッドな取引」が、複雑な相場を生き抜くための一つの有効な手法になると感じています。展望として、今後もこうしたデータに基づいた冷静な判断を継続していきたいです。